2025年度インフルエンザワクチン

注射・フルミスト(経鼻ワクチン)

1. 概要

今年もインフルエンザの流行シーズンが近づいてまいりました。インフルエンザは、普通の風邪とは異なり症状が重くなりやすく、特に、ご高齢の方や基礎疾患をお持ちの方、お子様は重症化するリスクがあります。ワクチン接種は、感染を完全に防ぐものではありませんが、発症や重症化を防ぐ効果が期待できます。

当院では今年度も10月1日からインフルエンザワクチンの接種を実施いたします。2024年度よりフルミスト(経鼻インフルエンザワクチン)が2歳以上〜19 歳未満の方へ使用できるようになり、2025年度より台東区の助成対象となりました。ご自身の健康、そして大切なご家族を守るために、お早めの接種をご検討ください。

2. スケジュール

インターネット予約開始日
2025年9月17日
台東区より助成対象者に予診票発送
9月下旬
接種開始日
10月1日
接種終了日
12月末で終了予定

3. 予約方法

予約は こちら からお願いします。
インターネット予約が難しい場合は、予診票をご持参の上、直接ご来院ください。
お電話でのご予約は承っておりません。

4. 注射とフルミストの比較

注射ワクチン 
フルミスト
接種対象者
生後6か月以上
2歳~18歳の方
接種方法 
皮下注射
鼻腔内に噴霧
接種回数と間隔 
13歳未満:2~4週間隔で2回接種
13歳以上:1回接種
1回
特徴
・何十年の実績がある
・家族や兄弟で同じワクチンを使用できる
・妊娠中に接種可能
・痛くない
・1回で接種終了
副反応
・約1~2割に接種部位の腫脹・発赤、発熱
など
・約6割に鼻水・鼻づまり
・約1割に咳・咽頭痛・発熱・頭痛
など   ‍ 
接種に注意が必要な方
・ワクチン成分(卵など)に重度アレルギーがある方
・ワクチン成分(卵・ゼラチンなど)に重度アレルギーがある方
・心臓、腎臓、肝臓などの基礎疾患がある方
・免疫不全がある、または免疫抑制治療中の方
・妊娠中または妊娠の可能性のある方
・重度の喘息がある、または最近発作を起こした方
・川崎病などでアスピリン服用中の方
・免疫不全の方、免疫の低下している人、乳児と日常的に接触する方
他のワクチンとの同時接種
他のワクチンとの接種間隔
当院では1週間空けることを推奨
当院では1週間空けることを推奨
23区の高齢者への助成
×
台東区の小児への助成
東京都総合組合保健施設振興協会(東振協)・ベネフィットワンの助成

5. 料金

注射ワクチン 
フルミスト
65歳以上
東京23区予診票あり:2,500円(税込)
東京23区予診票なし:4,200円(税込)
使用不可
19歳~64歳
4,200円(税込)
使用不可
高校1年生~18歳
4,200円(税込)
8,600円(税込)
生後6か月~中学生3年生
台東区予診票あり:1,700円/1回(税込)
台東区予診票なし:4,000円/1回(税込)
台東区予診票あり:4,000円(税込)
台東区予診票なし:8,600円(税込)
生後6か月未満
使用不可
使用不可

※(1)65歳以上の方(昭和35年1月1日以前に生まれた方)と(2)60歳以上65歳未満で、心臓、じん臓、呼吸器障害またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害で身体障害者手帳1級をお持ちの方

6. 支払方法

お支払いには、現金とクレジットカード(クロンスマートパス)をご利用いただけます。
クレジットカード払いをご希望の場合は、事前にクロンスマートパスの登録が必要です。詳しい登録方法はこちらをご覧ください。

当院は10月からインフルエンザワクチン接種が始まり、冬には感染症が流行し混雑が予想されます。
ご来院前にクロンスマートパスにご登録いただくと、スムーズにご案内できますので、ご協力をお願いいたします。

7. 当日の持ち物

マイナンバーカード(保険証でも可)、医療証、母子手帳、予診票、助成券(対象者のみ)

※予診票は事前に記入をお願いします。来院前に体温測定し、予診票の年齢と月齢、電話番号、過去の接種日、体温、質問の回答欄、保護者記入欄を事前に記入してください。
※助成がない方の注射ワクチン の予診票は こちら から印刷できます。
※助成がない方のフルミスト の予診票は こちら から印刷できます。
※65歳以上と小児の助成対象者は専用の予診票に記入して下さい。

8. 当日の流れ

  1. (来院前)クレジットカード払いをご希望の場合は、事前にクロンスマートパスの登録
  2. 受付
    • 持ち物をご提示ください。
    • 助成券がある方は受付時に提示してください。
    • クレジットカード払いをご希望の場合は、クロンスマートパスを利用する旨をお申し出ください。受付でQRコード読み込みチェックイン。
  3. ワクチン接種
  4. 会計(クロンスマートパスでチェックインした方はお会計はありませんが、明細書を受け取ってからご帰宅になります。)

9. よくあるご質問(Q&A)

Q:注射とフルミストではどちらが有効性が高いですか?
A:日本小児科学会の見解では、フルミストと注射のインフルエンザワクチンの有効性は概ね同等とされています。日本小児科学会から経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの考え方が公表されていますので参考にしてください。厚生労働省の審議会資料にも、フルミストと注射のインフルエンザワクチンの有効性には、明らかな違いはみられなかったとされています。

Q:注射とフルミストでは、どちらを選んだらいいですか?
A:注射を選んだ方がいい方:フルミストの接種に注意が必要な方に当てはまる方、長年の使用実績があるワクチンがいい方、妊娠中の方
フルミストを選んだ方がいい方:フルミストの接種に注意が必要な方に当てはまらない方、1回がいい方、痛いのがイヤな方

Q:13歳以上では、注射は2回接種はできないのでしょうか?
A:13歳以上の方は基本的に1回接種です。ただし、基礎疾患があり免疫が抑制されている方や受験生の方などは、2回接種することを検討しても良いでしょう。

Q:1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合、2回目の接種も台東区の助成を受けることはできますか?
A:この場合、2回の助成を受けることができます。

Q:生後6ヶ月になりますが、ワクチンを受けさせた方が良いでしょうか?
A:インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされており、当院では推奨しております。

Q:ワクチン接種前に発熱がある場合はどうしたらよいですか?
A:37.5度以上の発熱、風邪症状がある場合は接種を控え、治癒後1~2週間程度あけてご予約ください。新型コロナウイルス感染症に罹患した場合は、治癒後2~4週間程度あけてご予約ください。

Q:接種後の注意点はありますか?
A:フルミストは接種後は鼻汁中にワクチンウイルスが排出されるため、1~2週間は重度の免疫不全の方、免疫の低下している人、乳児との密接な接触を可能な限り避けることが推奨されています。入浴など通常の生活は可能ですが、激しい運動は控えてください。

フルミストのよくある質問はこちら

厚生労働省のQ&Aも参考にしてください。